綿実油をつくっている岡村製油の、
贈答用の箱詰めに入れる、リーフレットの料理を、
作成するというお仕事もやっています。
この冬号では、3品紹介していますが、
その中から、私がお気に入りの1つをご紹介させていただきます。
自家製 香味ラー油 です。
写真では、見にくいかもしれませんが、
赤いラー油の底には、とうがらしのほか、
火が通って、香ばしい香りを出している
にんにく、しょうが、ごまが沈んでいます。
この香味野菜も、ラー油と一緒にすくってかけると、辛さの中に、なんともいえない深いうまみがあって、おいしいのです。
中国の広東省 潮州(ちょうしゅう)地方のラー油をもとに作っています。
香港飲茶などにも出てくるラー油で、最近流行っています。
韓国産のとうがらしパウダーを使い(マイルドなので、現在のレシピの分量よりも多くなります)、花山椒や、五香粉を1~2g加えるともっと香りがよくなるのです。
いずれもS&Bのスパイスで、1袋150円程度で売っているのですが、手にはいりにくい場合も多いと思うので、
今回はS&Bのスタンダードな、一味とうがらしを使って、花山椒などのスパイスは使わずに、手軽に作れるようにしました。

自家製 香味ラー油
<材料>(作りやすい分量)
綿実油(サラダ油なら何でも) 200cc
一味とうがらし(S&BでOK) 10g
にんにく(みじん切り) 大さじ2
しょうが(みじん切り) 小さじ1
白ねぎの緑色の部分 5cm長さ
白ごま 大さじ2
砂糖 小さじ2
塩 小さじ1
<作り方>
1. 鍋に分量の綿実油のうち100cc、にんにくとしょうがのみじん切り、白ねぎの緑色の部分、白ごまを入れてごく弱火にかけ、10分くらいでにんにくが茶色にこうばしく色づくようにし、油に香りを移す。
2. 大きめのボウルに一味とうがらし、砂糖、塩を入れておき、アツアツの①を加え、よく混ぜる。ねぎを取り出し、残りの綿実油を加える。
※とうがらしの産地(日本産、中国産、韓国産)・挽きの細かさ・量、油の温度によって、できあがりの辛味が変わるので、好みで調節します。
とうがらしに注ぐ油の温度を低めにすると、マイルドな辛味に仕上がります。
また、油の温度を高くした場合は、とうがらしに加えた際に、泡がたくさん出てあふれるおそれがあるので、大きめのボウルを使用してください。

今の季節は、鍋の薬味にもぜひ!
(我が家で好評だったタンタン鍋の作り方も
以前アップしてみました→コチラ です)
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