クロワッサンのサクサク、パリパリをよみがえらせるためには?
本日のメルマガの話題は、クロワッサン。
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クロワッサンやデニッシュは、
焼き立てが店頭に出されているときは
サクサク、パリパリ。
それが、家に帰ってきて食べようと思うと、
しんなりしていたということが多いのですよね。
だから、
サクッとした食感を呼び戻したいと、
トースターで焼く方も多いでしょう。
そのときに・・・・・・
熱源が当たる上側を
黒こげにしてしまった。
さらに・・・・・・・
焼いたのに、コシが抜けたように
ふにゃふにゃになってしまった。
というご経験はありませんか?
いつもトースターで当たり前に焼き直しているパン。
ですが、クロワッサンは、
食パンやフランスパンの常識を
あてはめてはダメなのです。
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●こげやすい理由
サラダ油を鍋で熱してもこげませんが、
バターを熱するとこげますよね。
それは、バターはミルクからできているから。
ミルクには、糖質、たんぱく質が含まれるので、
こげるのです。
さらに、クロワッサンの生地は層になっていて薄いから、火が通りやすいのです。
●熱するとふにゃふにゃになる理由
バターが溶け出して、薄い生地にしみ込み、生地をじっとり、へにゃっとさせてしまうのです。
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そこで、鉄則。
クロワッサンは
トースターで「焼いてはいけません」
『温めるのです!』
・・・裏ワザ1・・・
①トースターを3分くらい空焼きして、
庫内を温める。
(サーモスタットが働いて、その前に切れたらそれでOK)
②扉をあけて、ぱっとクロワッサンを入れる。
余熱で焼く。
③大きさ、トースターのワット数によりますが、
3分ほどで様子を見る。
クロワッサンが熱くなればOK。
さあ、温め上がり。
ですが
「アツアツを食べてはいけません」
『少し冷めるまで待つのです!』
だって、へにゃへにゃしていますから。
バターは熱すると溶けます。
それが冷めると、固まりますよね。
だから、薄い生地に溶けてしみこんだバターが、
再び固まるのを待つのです。
固まったら、薄い層の生地は張りを取り戻して、パリパリになります。
・・・裏ワザ2・・・
取り出して、かたさが戻るまで、
しばらく置くべし。
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思わず誰かに話したくなる、
常識をくつがえす、意外な技。
食の話題って、みんなに共通ですから、
場を盛り上げますよね。
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