「古都華」パティシエに人気の奈良のイチゴ
奈良のいちご「古都華(ことか)」
奈良の今までのいちごにはない、真っ赤でころんとした姿。
糖度が高く、酸味とのバランスがよく、味がはっきりしているのが特徴。
平成23年に品種登録されたいちごで、まだ新しいのですが、
親しくさせていただいている 萩原苺農園さんが、
当初から育てられていて、農園に行って買わせていただいていました。
萩原さんが、最近、ラポーズやガトードボアなど、
奈良のケーキ屋さんに卸す販路をどんどん広げていらっしゃって、
ラポーズでは3月に「古都華フェア」をされるとか。
奈良のケーキ屋さんに、古都華がいい!と指名を受ける理由が、
今回、写真のお菓子「セミフレッド」を製作して実感しました。
(長年、萩原さんのところでいちごを買っているのに、
生で美味しいから、
あえてお菓子に加工するのがもったいなくてしていなかったのですよね〜)
セミフレッドは、生クリームと卵黄をベースにした、濃厚なアイスクリームです。
アイスクリーマーがなくても作れるのが魅力ですが、
その分空気を含ませることができないので、
生クリームをホイップして空気を含ませたものをたくさん入れるのです。
そこに、イチゴのピュレを入れるのですが、
赤色が薄いいちごや、切り分けて中が白いイチゴでは、ピンク色が出ないのです。
その点、古都華は、真っ赤ですし、断面も色づいているので、いい色を出してくれます。
また、味の主張がはっきりしていて、濃いクリームの風味に負けません。
すごくおいしいセミフレッドができました。
また、イチゴを飾るときに、切り分けた断面に赤の割合が多いと美しいですし、
へたから中心の白い部分が空洞になっていないのでこれまた美しい。
そのまま生でがぶりと食べてばかりいると、気づかない点ですよね。
萩原さんの古都華は、形がそろっていて、へたの際まで真っ赤なので、
ケーキ屋さんのご指名がかかるのも納得です。
先日は、東京の高島屋で古都華のフェアをされて、
飛ぶように売れたとお聞きしました。
萩原さんの古都華、今がすごく美味しいので、ぜひ食べてみてください!!
帯解の農園で直売されていますよ。
※萩原苺農園(観光農園ではないので、販売のみです)
〒630-8422 奈良県奈良市横井町596
0742-81-8715
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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