美しい桃のむき方、切り方
桃の季節ですね~
ももって、扱いにくいですよね。
皮をむくときに、包丁でむくと包丁後がつくし、皮を引っ張るようにいてむくと桃の肌がざらざらになるし。
真ん中にかたい種が入っているから、りんごのようにはすぱっと切り分けられないし。
しかも、すぐに変色するし。
みなさんはどのように皮をむき、種を除いて切り分けていますか?
今回は、桃を美しく提供するためのむき方&切り方をお話しします。
お菓子作りには必須です。
●ももの皮がつる~んとむける方法「湯むき」
①熱湯に5秒ほど通します。
②すぐに氷水で冷やします。
③おもしろいほど、皮がするするむけます。
ももの肌がつるつる~
しかも、表面に熱がかかることで、酵素の働きが抑えられて、変色しにくくなります。
●美しく切り分けよう
①まず、4等分に切り込みを入れます。
種がかたいですから、ざくっとは切れません。
包丁を入れて種に当たったら、種に包丁を当てたままぐるっと一周動かすと、
切り込みが入ります。
②両手でももをやさしく半分ずつつかみ、片方の手は奥方向へ、もう一方の手は手前方向にひねるように動かします。
すると、1片の実が種からぱかっとはずれるのです。
種には全く実がつきません。きれいにはずれます。
アボガドの種を取る工程と似ていますね。
③種とくっついていた部分はかたいので、包丁でそぐとよいでしょう。
●変色を防ぐには、レモン汁
切り分けると、切り分けた部分の細胞が壊ることによって、
桃の酵素が働いて酸化し、桃が茶色っぽく変色します。
それを防ぎたいときには、レモン汁をふりかけます。
食卓にデザートとして出すときに、
湯むきまではしないとしても、
この切り方は、役立ちます!
4等分に切って、ひねるようにして実をはずす というのは、ぜひやってみてください!
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
「料理は科学で、もっとおいしくなる!」
食育(子供料理教室・講演)・調理科学・フードコーディネート
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