料理のサイエンス・コラム vol.4
あなたの料理は、科学でもっとおいしくなる!
科学と料理のおいしい関係
「調理科学」は私の専門分野。
本を書いたり、このネタで料理教室、学校での指導をしています。
ブログでは、身近な料理で役立つサイエンスをご紹介します。
原因その2
「ゆで卵を冷水でしっかり冷やす!」
それなら、やっているわ~という方がほとんどだと思います。
冷やさないとむけませんものね。
ここで大事なのは「芯まできっちり冷やす」ということ。
まず、冷やすと、殻と中身の収縮度合いが違うので、その間にずれが生じます。
次に起こるのは、殻の外側は急激に冷やされ、中はまだ熱いと、
殻の内側の面のあたり(つまり、ずれが生じたすきま)で、
「結露」が起こります。
冬に寒い外と暖かい部屋の寒暖差で、窓に水滴がいっぱいつくのと同じことですね。
こうして、殻と身の間に、すきまができ、水が少したまる ことで、
つるり~んとむけやすくなるのです。
料理は科学ですね~
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
食育(子供料理教室・講演)・調理科学・フードコーディネート
Manyoria int'l (マニョリア)
木村 万紀子
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