« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »

2012年6月

「米作りの会」2012 田んぼレポート2

わたしたちの田植えは、6月24日で、思ったよりも遅いと感じられた方もいらっしゃると思います。

奈良では、GW頃から田植えが始まります。

そして、半夏生(はんげしょう、二十四節季の雑節)までには田植えを終えなければならないといわれています。

もし、私たちの田植えが雨で延期になれば、

ちょうど半夏生の7月1日でした。

これだけ遅くしたのは、農園主さんの考え方のひとつに、

次のようなことがあったからです。

私たちの田植え直後の田んぼ

Img_5670

周りの田んぼ

Img_56751

比較すると…(手前がわたしたちの田んぼ)

Img_56761

周りの田んぼは早くにトラクターでびちっと植えて、

こんなに生い茂っているのに、

わたしたちの田んぼは、出足が遅いのでは?と不安になられた方もいたようです。

私たちは、無農薬でやるので、どうしても虫に弱い。

「人間が見たって、周りの田んぼのほうが、虫が好んで寄っていきそうですよね?」

なるほど

そんな風に考えていらっしゃったのですね。

農業にはいろんな考え方があります。

答えはひとつではありません。

農園主の萩原さんは、「自然の声」に耳を傾けて、対話しながら農業を営んでいらっしゃるんだなと、日々お話しさせていただいて、感じています。

あわただしい日常の中で、ふと立ち止まり、

自然と対話するということを、忘れかけていた私は、

萩原さんとの出会いで、多くのことを学ばせてもらっています。

田植えが、私の考え方まで変えてくれています

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「米作りの会」2012 田植え-Part2

Part1からのつづき・・・・・・

みんなでやる田植えのおもしろさは、

何といっても、この一体感!!

Img_5617

今回は、幼稚園児のお子さんがいらっしゃるご家族がほとんどでした。

「子供に食育として、田植えを体験させたい」

という気持ちも一緒です。

でも、やり始めると、大人のほうが楽しんでいたかもしれません

昨年もそうでした。

裸足で泥の中に入ったときの、

足がぬうぅ~っと埋まっていく、あの感覚。

土のどこかなつかしいにおい。

足元から、大地のエネルギーを感じて、

かがんだ背中には、太陽のエネルギーを受けて、

パワーをもらっている感じ。

だから、田植えの後はどっと疲れるはずなのに、

気分だけ高揚しているのか、どこか元気なんですよ!

不思議ですね。

Img_55781

子供たちにとっては、魅力いっぱいの田んぼ。

全身で泥遊びなんて、すご~く楽しい。

なかなか、できないですものね。

 Img_56531

  

たんぼの脇を流れる小川には、たくさんの生き物がいます。

  Img_56721

こもろこ、たうなぎなどの魚もいました。

Img_5586 かぶとえび

田んぼの中には、あめんぼやかぶとえびがいっぱい。

子供たちは、手ですくって、楽しんでいました。

       

貴重な体験ばかりでした。

そして、みんなが心をひとつにしてやり遂げたときの達成感と充実感

これは、子供も大人も、それぞれがうれしく感じたことだと思います。

こうした気持ちが味わえたのも、

この企画にご賛同してくださったみなさんのおかげ。

周りのお友達に、感謝の気持ちでいっぱいです

感激でした

そして、この企画を応援してくださった農家の方にも感謝いたします。

      

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「米作りの会」2012 田植え-Part1

2012年6月24日(日)は、田植えには絶好の天気。

陽射しが雲でさえぎられて、暑すぎずに、快適な気候。

Img_5560

20組70名のみなさんと、田植えをすることができました。

Img_5561

苗代の場所から、苗を運んできました。

プランター20枚分。

トラクターで植えて農薬をかければ、

600キロのお米の収穫が見込まれますが、

私たちは、子供たちと一緒にすべて手植え、

無農薬栽培、

薄く除草剤をかけて洗い流すように水を田に入れ、

雑草は抜かずにはやしたままの自然農法的な手法で行うため、

300キロ台の収穫になるかなという予想です。

お天気の神様次第かな?

     

農園主の方の、植え方のレクチャー。

苗は3~5本を1束にして、植え付けていきます。

泥の中に苗を埋めるのではなく、

苗を土に預けるように、とのこと。

  Img_5571_2

 Img_56071

さあ、いよいよ、みんなで植えましょう!

Img_5580

   

         Img_55911

Img_55971  いい手つき

↑ 植える場所がわかるように、田んぼの両脇から、ひもを引っ張って、

赤い目印がついている場所に植えていきます。

みんながその箇所に植えたら、かけ声とともに、一歩下がって、

またひもを張ります。

    Img_56381

Img_56411

      パパ達も頑張ってます!

   Img_56361_2 両手植え!?

Img_56441

       終盤にさしかかってきました。

  Img_56461

Img_5616

   

Img_56571

 おつかれさまでした~!!

    →Part2に続く

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「米作りの会」2012 田んぼレポート1回目

昨年に引き続き、

今年も、奈良市帯解で、田んぼを一反借りて、

お友達を集めて、米作りイベントを行うことになりました。

ありがたいことに、20組のお友達ご家族にご賛同いただいて、

70名のみなさんと一緒に、田植え・稲刈りをできることになりました。

    

      

さて、田植えのときには、苗を泥の中に植え付けるわけですが、

その前にその苗を作る作業があります。

<籾撒き(もみまき)> 2012年5月8日

「もみ」というのは、かたい殻をかぶったお米の粒です。

このかたい殻を取り、その下の薄い皮をとったものを、私たちは食べています。

秋にお米を収穫したら、すべて食べるのではなく、来年にまた田植えをするときの「種」にするためにとっておきます。それを「種もみ」といいます。

種もみをそのまま田んぼの土にまいても、うまく芽が出ません。

最初はプランターに、薄く土を入れて、そこに種もみを植えます(「水稲育養粒」という土を専用の板状のプランターに入れておきます)。

そして、少し大きく育ててから、広い田んぼに移してやるのです。

この、種もみを植える作業を、「もみまき」といいます。

Img_5312

こちらは、機械でもみまきをしているところです。

左から土を入れたプランターが流れてきます。

黒いところに種もみが入っていて、1つのプランターに約150粒の種もみをまいてくれます。

トラクターで植えた場合は、この1枚から約30kgのお米が収穫できるという計算です。

萩原農園では、900枚のプランターにもみまきをしました。

私たちは、そのうち20枚のプランターを使わせてもらいます。

  Img_5314

        

この種もみですが、

農家さんでは、ご自分の田んぼで昨年収穫したお米の種もみを残しておいて使う場合と、

種もみを農協から買う場合があります。

よい種もみは重いといいますが、

一定濃度の塩水につけて、浮いたものは取り除き、沈んだものを使うという選別方法があります。

農協から買い付ける種もみは、選別されているので、発芽率90%です。

農家さんがご自身の種もみを無選別で使われたときの発芽率は、70%とのことです。

萩原農園さんでは、両方を使われているとのことでした。

自身の田んぼの種もみを毎年使った際に、連作障害が起きないのか?

ということを、農協の方に聞いてみました。

すると、収穫量が落ちるという連作障害が起きたというのはあまり耳にしないが、

米が白濁してくるとおっしゃっていました。

白濁すると味が落ちるそうです。

極端に安いお米は、白濁しているでしょ?といわれました。

(そういう色の観点で見たことは今までなかったので、そうなんだ!と思いました。)

「白濁すると、もち米に近づく。だから白くなる。」とおっしゃっていました。

そもそも、日本に伝来してきた米はもち種で、そこから品種が変わってきているから、

うるち種であったとしても、遺伝子的にもち種に近づいていくのかなぁというお話しでしたよ。

              

<苗代(なわしろ)> 5月10日

苗代というのは、実際田植えをする田んぼではない場所で、

種もみを苗になるまで育てる苗床のことです。

まず、水がひかれた泥状の用地を、ならします。

そこに、小さい穴があいているビニールをかぶせ、

Img_5367

もみまきしたプランターをのせていきます。

Img_5368

泥の中の水が、ビニールの穴を通って、プランターの土に吸い込まれ、

種もみはその水を吸って芽を出します。この後、ビニールハウスのようにビニールをかぶせていきます。

苗代をする田んぼは、実際に田植えをする田んぼより、すご~く狭く、

「えっ??このスペースで、それだけの田んぼをまかなう苗ができるの??」

というほど、所せましと900枚のプランターがずらりと並べられています。

苗が10~13㎝になるまで、ここで育てて、いよいよ田植えとなります。

        

萩原農園では、50枚(反)もの田んぼを管理されています。

この900枚のプランターでできた苗を振り分けていくわけですが、

そのときに、もち種とうるち種は隣合わせの田んぼにしないとおっしゃっていました。

その理由は、花粉が飛んでいって、交雑してしまうからです。

また、今ではもみまきや苗代をせずに、

苗を農協から買い付ける農家さんも多いということです。

→昨年のblogに、詳しく苗代について記述しました

        …コチラ(苗代の日)

        …コチラ(苗の生長)

              

          

<田おこし>

苗代の作業が終わってからは、

田んぼにする場所の土を、苗を植えるのによい状態にしておく仕事があります。

昨年、稲を刈り取った後の田んぼはそのままになっているので、

土がかちんこちんで、草もぼうぼうにはえています。

トラクターで、土を深く掘り起こして、土をやわらかくします。

これを「田おこし」といいます。

              

<代(しろ)かき>

田おこしをした田んぼに、水をはり、

機械でかき混ぜて、どろどろにして、平らにならしていきます。

これを「代かき」といい、「代(しろ)」とは田んぼのことを指します。

   田植えの日が楽しみです♪

      

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »