Ristorante i-lunga (リストランテ・イ・ルンガ)~奈良
Ristorante i-lunga (リストランテ・イ・ルンガ)
奈良のイタリアンとしての地位を、すでに確立されています。
ハレの日のお食事として、雰囲気よくお料理をいただけるリストランテです。
堀江 純一郎シェフは、
イタリアで8年余り修行されて腕を磨き、
2004年度イタリア版ミシュランで、日本人初、シェフとして“RISTORANTE PISTERNA”というピエモンテ州のリストランテで一つ星を獲得した人物。
そのお店は、立ち上げからシェフとして任されていて、オープンから一年半で、星を取ったそうですから、すごいですよね。
帰国後に、東京西麻布の「RISTORANTE LA GRADISCA(リストランテ・ラ・グラディスカ)」をオープンされた経歴の持ち主で、
そんなシェフが、なぜ奈良に!?ということで、オープン当初から、かなりメディアにも注目されていました。
こちらでは、大和野菜をはじめとする、奈良の食材を使ったイタリアンを楽しめます。
東大寺のほぼ隣に位置する、ふれあい回廊 夢しるべ風しるべ 内にあるお店は、
東大寺の修復などを手がけていた江戸時代からの宮大工さんの家だったという
旧家を改装した、趣のあるレストランで、
リストランテ(高級レストラン)の名にふさわしい雰囲気です。
中庭が見えるテーブル席のほかに、2つ個室もあります。
ランチは一種類で、3400円でした。
昼でも、夜のコースを頼むことができます。
この日は、ランチコースで。
<冷たいアンティパスト(前菜)>
●十穀米のサラダと、さばのマリネ
さばのマリネは、赤ワインビネガーで締められています。
十穀米のサラダも、酸味のあるドレッシングで和えてあり、
さわやかな一品。
●バーニャカウダ
ピエモンテの方言で、
バーニャはソース、カウダは温かいという意味で、
本来は、陶器の土鍋に、アンチョビとにんにくを使った
オリーブ油たっぷりのソースを作り、
温めたソースに、野菜をつけながらいただくスタイルの料理です。
バーニャカウダソースのオリーブ油が限りなく少ないバージョン。
野菜ひとつひとつもおいしくて、goodでした。
●庄内産豚の塩釜焼き
しっとりと焼き上げられていています。
添えられたリコッタチーズをつけながら。
<パン>
自家製のフォカッチャ
<温かいアンティパスト>
キャベツ、玉ねぎのトルティーノ
キャベツ、玉ねぎが入った、お野菜のタルトです。
パルメザンチーズの濃厚なソースがおいしい。
生地には、パート・フィロが使われているので、
口の中で、軽く、はかなく崩れます。
<プリモ・ピアット>
パスタまたはリゾットが選べます。
大和青とうがらしとあさりの
アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ
すでにお店に行かれた方から、プリモ・ピアットの塩味がきついと聞いていましたが、確かに(笑)
日本のイタリアンで食べるパスタやリゾットより、確実にひと振り、塩が多いと思います。
ここで、白ワインが欲しいな~って感じの味つけ、、、かな。
(注文しませんでしたが・・・・・・)
とはいっても、
塩味もはっきりしていますが、うまみのある乳化したソースがしっかりからんでいるので、全体のバランスはとれているのではないでしょうか。
私はもともと、しっかりと作りこまれたソースの、クラシックな流れの感じるフレンチが好きなので、
アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノは、
これがとてもおいしいお店でない限り、シンプル過ぎて、好みの関係であえて頼まないパスタではあるんですが、
オイルっぽくなく、あさりのエキスが出たソースがからんだような仕上がりで、
これがペペロンチーノ?というくらい、まったりとしていて、それはよかったです。
お友達は、リゾットを選択。
ズッキーニとさつまいもが入っていて、バジルソースをつけていただきます。
こちらもしっかり味。
<セコンド・ピアット>
肉料理か魚料理かのチョイスで、私は肉料理にしました。
庄内豚フィレのロースト
前菜と同じ肉でしたが、部位と調理法が異なります。
どちらにしても、ロゼ色の仕上がり。
厚みがあるのに、ナイフがすっと入るやわらかさ。
豚なのに、こんなにやわらかく火が通せるんですね。
しっとり感を残した焼き加減で、おいしくいただきました。
お友達は、イサキのロースト(ポワレ)
ガルバンゾーが添えられています。
<お口直し>
シークワーサーのグラニータ マンゴ添え
<ドルチェ>
よもぎのパンナコッタ
よもぎというのが珍しいですよね。
散らしたクッキーのようなカリカリもおいしかったです。
<小菓子&飲み物>
きいちごのゼリー、クッキー2種
飲み物は、カモミールのハーブティーで。
予約が取り難いお店といわれていますが、周りを見渡すと、やはり満席でした。
カトラリーはクリストフル、器の多くがリチャード・ジノリのベッキオホワイトのシリーズ。
立地も、雰囲気もよく、格式も感じるので、流行るのもわかるなあと思いました。
“Ristorante i-lunga (リストランテ・イ・ルンガ)”
奈良県奈良市春日野町16
ふれあい回廊 夢しるべ風しるべ 内
電話 0742-93-8300
営業時間 11:30~14:00
17:30~22:00
定休日 不定休
HP http://i-lunga.com/i-lunga%20FLASH%20PAGE.html
http://www.yume-kaze.com/site/shoplist/i-runga.html
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コメント
Ristorante i-lunga (リストランテ・イ・ルンガ)
素晴らしいレストランですね
お料理 おしゃれでとても美味しそうです
投稿: ryuji_s1 | 2010年8月 5日 (木) 11時38分
こういう風情のある建物をみると
関西だな~と思います。
京都では町屋を改造しているレストランが多々ありましたよね。
札幌でも最近、古民家を改造しているレストランが増えましたが、やっぱり屋根が違うので、全然雰囲気が違います。
お料理も美味しそう~。
こんなに堪能できて3400円なの?
是非行ってみたいな~
投稿: kumi | 2010年8月 6日 (金) 17時14分
外観のイメージとお料理のそれは
もはや異なっているという時代になってきたのですね。
こちらも行ってみたいです。
投稿: まきko | 2010年8月 8日 (日) 22時52分
Ristorante i-lunga
素晴らしいお料理 おしゃれで 美味しそうです
投稿: ryuji_s1 | 2010年8月19日 (木) 10時52分