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パン工房 のら ~奈良 宇陀

久しぶりに、心ゆさぶられる

天然酵母パンに出会いました。

「パン工房 のら」

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こちらのパン屋さんは、

以前から知っていて、

焼きたてを手にしてみたかったんです。

我が家から車を走らせること、

何と1時間半。

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人が歩いているのをほとんど見なくて、

他の車もあまり見かけない、

森林を切り開いたような道を走り、

静まりかえった木の声に耳を傾けたくなるような

のどかというよりも、

精神が清められるかのような、風景に癒されながら、

車を走らせました。

          

このあたりのはず・・・と、きょろきょろしていると

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小さな「のら」の看板を発見

でも、お店らしきものはなく、

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民家です。

その左に小さな→が・・・

  Img_9665  そこにあるのは、

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  薪が積まれた石窯の奥に、

  民家の離れに当たる場所が、

  小さい小さい厨房でした。

  こちらで、のらのパンは生み出されていたんですね~

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           店主さん手造りの石窯

「こんにちは~!予約していたものです」

と厨房をのぞきこむように、声をかけると、

店主の桜井さんが、

作業の手を止めて、

奥から、

焼きあがったパンをトレイにのせて、運んでこられました。

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そして、ここで、ひとつひとつ

パンを説明してくれます。

こちらは、注文販売で、郵送で宅配をしているので、

多くの人がお店に訪れて・・・

という感じではないんです。

パンの陳列がないことに、多少びっくりしましたが、

うなずけますね。

どのパンからも、エネルギーを感じます

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ハードパンを愛する人種は、心躍るようなパンの顔!

ハード系のパン
リュスティック系のパン
ライ麦パン

と大きく分けて3種の生地と、

ほかに甘いパン、ピッツァ があります。

果物系のフィリングが入っているパンは、

季節ごとに変わります。

          

ハードパン

味豊かな、天然酵母のパンが好き

石窯のパンが好き

という方は、

買い占めたい気分にかられるのではないでしょうか。

見ているだけで、

天然酵母の焼きあがり独特の

いい香りが漂ってきますから。

      

せっかく、ここまで来たのだから、

スタンダードなカンパーニュは絶対買いです。

しかも、焼きたてで、

紙袋から、まだじんわり熱が伝わってきます。

この後、場所を移して、食べるつもりでしたが、

車内にたちこめる、パンの香りにうずうずして、

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車の中で、カンパーニュをギコギコと切り始め、

みんなで試食。

パンはきちんと熱が取れて、落ち着いた状態になってからがおいしいということはわかっていても、

せっかくここまで来て、焼きたてを手にすることができたんだから、

ほっかほかのパンだって、

味わってみたい!!!

まだ熱いから、カンパーニュ独特の強い酸味が立っています。

フランス パリのポワラーヌ
(ポワラーヌについて語りだすと、熱が入るので、またいつか)

のような

カンパーニュをこよなく愛する人には、

ぜひ食べて欲しいです。

酵母が生み出す、力強いパンの味わい!

そして、

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 カンパーニュの底は、

 薪の炎の中で焼くからこそ出る、

 たまにほのかな苦味すら感じられるほどの

 こうばしい焦げ目と、

 

しっかりとした、クラスト(皮)部分。

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そして、のらの特徴は、

パン内部に残る水分量が多く、

非常にもちもちしていること。

これは、パリのパンとは大きく違うところですね。

日本人は、米食人種ですから、

もちもちパン、しっとりパンが異常に好きだと感じています。

(私もそのひとり)

それが、本来のカンパーニュのあるべき姿(ポワラーヌを基本にすると)

とは少しかけ離れる食感かもしれませんが、

私はやっぱり日本人

外側がバリバリするほどのかたいクラストと、

中のもちもち感、みずみずしさの対比に、感動します。

翌日も焼き直していただきましたが、

この対比はなくなり、

なじんでいました。

中のもちもち感は健在ですが、みずみずしさが薄れてきます。

それこそが、カンパーニュのあるべき姿であっても、

この焼きたてならではのバリッ、もっちりの対比は、

わざわざ、お店まで足を運んだ人にしか味わえない

醍醐味でもあるので、

ぜひとも体験したい!そんな感じです。

            

次にいただいたのは、

豆あんぱん(小)

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もちろんこちらも、

皮はパリッパリ、

中はかなりもっちり~!

普通のあんぱんを想像するなかれ

パンの深い味わい、ほのかな酸味が主張しているだけでなく、

緑豆のあんも個性的!

ココナッツが入っているのです。

緑豆あんは、東南アジアや中国などでよく食べられます。

組みあわせが、アジアンなんです。

おいしいよ~、もっと買えばよかった~

             

残りは、落ち着いて、いただきました。

おススメの一品

 リュスティック系
   オリーブとチーズとドライトマト

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しっかり焼きこまれたクラストに、

惚れますね~

リュスティックというパンは、

パリッとした皮と、おもちのようなもちもち感の中身を楽しむパンなので、

カンパーニュやあんぱんのできばえで、

もう、食べる前から、このお店のものはおいしいに決まっている!

と感じていました。

そして、リュスティックは、酸味がおだやかなので、

酸味のきつさに慣れていない方にも、

おすすめできます。

塩味もきいているし、

オリーブもうまいっ。

            

うちの息子は、カンパーニュは、

「酸っぱいパンだから、食べられない」

と、パン好きのわりに、珍しく残しました。

(うなずけるほど、焼きたては酸っぱい)

酸味の強いパンが多いと予想して、もって来たのが、

Kiriのクリームチーズ。

そのままでもおいしいフランス産のクリームチーズですが、

これを薄く塗って食べると、

まろやかさが加わって、少し酸味がマスクされ、

コク深いクリーミーさが加わるので、

パンの違ったおいしさが味わえます。

そのまま食べたり、チーズを塗ったりしながら、

次のパンへ・・・・・・

             

ハード系
 いちじく&ナッツ

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カンパーニュは、ライ麦と全粒粉が各15%の配合ですが、

それよりも、軽い生地です。

そして、生地にも自然な甘味があり、好きです。

ライ麦パン
 五穀パン

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中身が赤みがかっているのは、

黒米が入っているから。

黒米は、真っ黒ですが、その色素はアントシアン系色素で、

水に溶けると赤紫になるんです。

ほかに、もちあわ、もちきび、そば、オーツ麦、ライ麦

が入っていて、

むぎゅ~~~っと、詰まった重めのパンです。

             

にぎわう街中や、住宅街にお店を開いて、店頭に並べて、

近所の人がこぞって買いに来るというパンの部類ではないと思います。

どんなに遠くても、買いに行きたいという

パン好きな人種が、こよなく愛するパン。

そういう人たちのために、

精魂こめて作っているっていう、

そんな雰囲気が、

店主の桜井さんからも、

パンそのものからも、

熱い想いとして、

ひしひしと伝わってきました。

一日25個しか、作られないと、ある本には書いてありました。

店主の桜井さんは、

以前は京都でコックをされていたそう。

13年前に宇陀に引越しされてきて、

独学で石窯のパンを学び、今日までこられたとのこと。

宇陀へのドライブをかねて、

パンマニアの方には、ぜひ足を運んでいただきたいお店ですね。

お店に行かれる際は、

こちらの地図でみちのりをチェック、

そして、パンを必ず予約してからうかがってください。

031

032

                  

「ぱん工房 のら」

 奈良県宇陀市大宇陀田原859-1(菅原神社となり)

 0745-83-0766

 営業時間 お昼前~売り切れ次第終了

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コメント

すご~~~い!!!


行ってみたぁぁい

食べてみたいパンがたくさんだなぁ。
そして、ちゃんとkiriのチーズを持っていくまきすけさんも素敵だわ~。

ポワラーヌも懐かしくて感動しちゃった

美味しい思い出って忘れられないよね~。

いつかゼヒ食べてみたいな

投稿: kumi | 2009年10月26日 (月) 12時41分

こんなところがあるんだねーーー!!
いい匂いが漂ってきそう・・・
パンって奥が深いんだね。
このロケーションもまた、ひかれるわ~
私もぜひ、また行ってみたいです!!

投稿: hiro | 2009年10月26日 (月) 20時33分

kumiちゃん、hiroちゃん、ありがとう。
 なかなかのパン屋さんで、
 すごい時間かけてblogに書いてしまいました。
 天然酵母の酸味、もっちり感が強く、通好みな味でしたよ~

投稿: まきすけ | 2009年11月 1日 (日) 18時20分

はじめまして。

こちらで、パン工房のらさんの事を知り、やっと重い腰を上げて伺ってきたのですが、
とってもとっても美味しくって、何で今まで行かなかったのかと後悔いたしました。

久しぶりに心を揺さぶられたような気がします。

いつも陰ながらブログを拝見しておりましたが、本当に嬉しくて、初めて書き込みさせて頂きました(^^)

投稿: ロゼ子 | 2011年1月30日 (日) 22時02分

ロゼ子さん、こんにちは。

ロゼ子さんのブログを拝見させていただきました。

おいしそうなお菓子やパンのお話満載で、うらやましい~~

私は本来はもっとフットワークが軽く、おいしいものを求めてどこへでも行っちゃうたちなのですが、

今は行く時間が作れなかったり、行ってもブログにアップする時間が作れなくて書きたい記事も書けずに時間が過ぎてしまうという状態ですので、

とても刺激を受けました。

また、ブログにおじゃまさせてください。
ありがとうございます。

投稿: まきすけ | 2011年2月 2日 (水) 17時02分

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