岩茶房 京都
「岩茶房」は、上質な武夷岩茶のみを扱っている有名なお店です。
もともと目黒にあったのは知っていましたが、
いつのまにか、京都烏丸の大丸の近くにできているのを知ってから、
一度行ってみたかったんです。
武夷岩茶とは、中国茶の青茶の中でも、
最も貴重なもののひとつと表現されることも多く、
口の中に広がる独特の芳香に加え、
心地よい渋みも感じられて、
そして、くせになるのが、
飲み干した後に茶杯に残る「残り香」。
ねっとりと甘く、まとわりつくような香り・・・。
まさに、ブーケです。
いつまでも、茶杯を鼻に近づけていたいような・・・・・・。
店内は数席の小さなお店です。
好きな本を持ち込んで、ゆっくり時間をすごしていらっしゃる方が、2組おられました。
そして、わたしたち。
2人で違う岩茶を注文して、比較しながら、どちらも楽しむことにしました。
●白牡丹
香りは王者の貫禄。
くちなしにも似た香りがします。
●夜来香
華やかな香りですが、白牡丹のほうが香りは立っていました。
中国茶は何煎も飲めるといいますが、
良い品質の岩茶は、六煎も七煎も飲めます。
特に、一煎目の香りとさわやかな味は、格別で、
二煎目になると、すこし香りが落ち着いて、次に深い味わいが出てきます。
だんだん、味や香りの変化が楽しめるのも、中国茶の愉しみですね。
ビンテージワインみたいな値段がする 最高級の岩茶を飲むと、
その香りにクラクラして、
まるで酔ったような気分になるというのですから。
岩茶は深いです。
一度、そういう体験をしてみたいんですよね。
こうやって2つを飲み比べると、
一煎目はこちらがおいしいけれど、二煎目はもうひとつのほうがぐぐっと味わいが後押ししてくるよ、みたいな感じで、も~っと楽しめますね。
そうして、高貴な茶の香りに包まれながら、おしゃべりして過ごすなんて、贅沢な時間です。
↑緑豆餡や豆乳を使った、自家製のお菓子です。
ほんのりした甘さで、岩茶の脇役になっています。
こちらのお店の方は、岩茶に造詣が深く、本当によい茶葉をそろえていらっしゃいます。
定期的にセミナーもされているので、参加してみたいものです。
* *
「岩茶房」 京都
京都市中京区蛸薬師通洞院東入ル泉正寺町318
シャイン蛸薬師1階
tel:JP +81 752113983 通話
月火曜休み
HP: http://www.gancha-bou.co.jp/index.html
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