英国伝統菓子舗&紅茶室「北浜レトロ」
こちらで、アフタヌーンティーセットをいただきました。
煉瓦造りの洋館は、明治45年築の登録文化財に指定されて、趣があります。
当時、証券会社の商館として建てられ、戦後は商社として利用された後、廃ビルとなっていました。
そこを今から約10年前、建築当時の雰囲気をそのままにして
「北浜レトロ」がオープンしました。
こちらは、純英国風のティールームとして有名で、
正統派のアフタヌーンティーセットがいただけるということで、
紅茶好きのChiakiちゃんと一緒に行きました。
●トラディッショナル・アフタニューンティー \2100
好みのケーキ、スコーン2種、紅茶が選べます。
これで1人分!
ウェッジウッドのワイルドストロベリーの食器で豪華~。
皿やカップは、ウェッジウッドのさまざまな種類のものが使われていて、それもまた楽しみですね~。
まずは、フィンガーサンドウィッチから。
このお店のキューカンバー(きゅうり)サンドは、ハムもはさまっていました。
イギリスでは、きゅうりのサンドウィッチがよくアフタヌーンティーで出されるそうです。
日本人にしてみたら、なんできゅうりなの!?とさみしく思うのではないかと思いますが、
一説によると、イギリスは寒くて、きゅうりは露地では育たないから、温室で育てることになる・・・温室で育った野菜=高級 ということで、貴族に喜ばれたとか。
軽くて胃にもやさしいという気はしますね。
お次は、スコーン!これがお目当てでした。
スコーンは、プレーンと紅茶を私はチョイス。
ほかには、くるみ、レーズン、チョコチップ、ごま、きなこ、黒糖、あずき、抹茶、しょうががありました。
以前からおいしいスコーンが自分で焼けたらな~と思っているのですが
じゃあ、おいしいスコーンって、どんなもの?という、自分の中のものさしを作りたくって、
紅茶好きのChiakiちゃんと、連れ立って、いろんな店のアフタヌーンティーを経験しよう!と盛り上がったのが、そもそもの今日のきっかけでした。
ということで、私はスタンダードな味の2個をチョイスしましたが、
Chiakiちゃんは、きなこなどの変り種を頼んでくれて、しっかりそちらと半分にして、食べましたよ~
こちらのスコーンは、縦のびがしてますね。
Chiakiちゃんいわく、真ん中が口あけたようにぱっくり割れているのって、良品なんだよとのこと。
しっかり、これは割れていますね。
そこから、半分に割って、クロテッドクリームやジャムをつけて食べるのです。
ちなみに、ジャムは、ベリー&ストロベリーでした。
クロテッドクリームは高価なのでちょこっとついていて、あとは生クリーム。
正式にはクロテッドなので、追加料金でクロテッドたくさんっていうこともできます。
口に含むと、きめが細かくて、ベーキングパウダーの苦味が感じられなくて、goodでした。
ここで、かなりお腹が満たされてくるんですが、まだまだ!
お次はケーキです。
ケーキのラインナップは、
<純生ケーキ>山盛りベリー、ブルーベリーと白桃の純生ケーキ、苺とマスカルポーネのティラミス風ケーキ
<チーズケーキ>プレーン、特濃、ロンドンスパイス、かぼちゃ、焼きりんご、ゆず&はちみつ、アップルジンジャー、チョコマーブル、バナナ&キャラメル
<タルト>洋ナシ、洋ナシキャラメル、ダークチェリー、焼きりんご、ブルーベリー、アンズ&アーモンド、バナナ&チョコ
どれもおいしそうで、そそられるネーミングのものがちらほら。
隣の人をちらりと見ると、純生ケーキがすっごくでかくてびっくりしました(食べれるけど、ちょっとでかいわ)。
私が気になっていた、ロンドンスパイス・チーズケーキを、Chiakiちゃんが選んでくれて、わ~い、私にも一口食べさせて~
ロンドンスパイスって何?って、ふたりして気になったものの、食べても特定できず・・・。
そして、私は、さんざん迷って、ここでしか食べられない
<カントリーケーキ>バラブリス を注文!
バラブリスは、ウェールズ地方のお菓子で、サルタナレーズンと、オールスパイスを混ぜ込んだフルーツパン的、イギリスの伝統菓子なんですって。
このお店のものには、くるみも配合されていました。
私は初めて見るこのケーキに、うきうきが高まってま~す☆
パウンドケーキみたいな形に焼き上げるのですが、それをある程度の厚みをもたせて切り、トーストして出してくれました。
バターを塗っていただくと・・・
なるほど、なるほど、どこかで食べたことがあるような、なつかしい系の味でした。
素朴で、レーズンが入っているからそう思うのかな。
スパイスがふんだんに使われています。
このケーキは専門店でしか口にできないから、頼んでみてよかった~、と脳みそが満足していました。
昼を食べないで、このコースをいただいたのすが、十分お腹いっぱいになりました。
さてさて、紅茶ですが、ポットでサービスされます。
北浜レトロのハウスティーなどもあったのですが、
フランスのパリ6区にある「Les Contes de The(レ コント ド テ)」のフレーバーティーに惹かれて、
イギリス紅茶の店に来ていながらも、レ コント ド テの中から、その店名を冠した紅茶を選びました。
~Les Contes de The(レ コント ド テ)」
さまざまなトロピカルフルーツ100%の天然アロマと、
ベニバナ、キンセンカなどの色とりどりの花の香り、
ドライパイナップルなどがブレンドティーに含まれる。
という解説通りに、口のなかに、華やかな香りが広がりました。
次はどこのお店に行く?という話や、スコーンや、イギリス菓子の話に花を咲かせて、あっという間に時間が過ぎていきました。
窓際の席で、外の景色も見ながら、
優雅な時間を持てて、ほっとくつろげました。
<vol.2につづく>
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