Cafe Wiener Rose(カフェ・ヴィーナーローゼ)
自家焙煎珈琲とお菓子のお店
「Cafe Wiener Rose(カフェ・ヴィーナーローゼ)」
辻調の製パン主任教授だった江崎先生が、独立して出されたお店ということで、
ずっと行きたかったんです。
このお店はもともと、大阪の茨木市に、横山先生が同様の形態で出されていたのですが、横山先生がお店を閉められた後、江崎先生が店名もそのままに受け継がれて、玉造に出されたのです。
横山先生時代のヴィーナーローゼにも足を運んだことがあり、
そのコーヒーのおいしさと
普段なかなか口にできない、正統派のウィーン菓子に、
遠くまで電車を乗り継いで行ってよかったと思ったものです。
江崎先生のお店は、駅から徒歩10分強の住宅街なのですが、
今、フレンチ、パン、ケーキなどのおいしいお店がどんどんできてきている、ちょっと注目のエリアです。
まず、お店に入ったら、左手に大きな焙煎器があります。
こちらのコーヒーは、東京のコーヒーの名店「カフェ・バッハ」の豆を使って、丁寧にハンドビック&焙煎を行っています。
カフェ・バッハは、江崎先生と親交が深く、辻調で講師として招かれることも多く、
私も辻調勤務時代に、こちらのコーヒーをよくいただき、コーヒーのおいしさに目覚めました。
今回いただいたのは 「スマトラ・マンデリン」
「どんなコーヒーがいいですか?」と聞かれて、
「渋み、酸味が少なくて、ほどよい濃さが感じられるもの」
とお願いしたら、
好みにぴったりなコーヒーが出てきて、うれしい~
香り豊かで、味はすっきりと雑味がなく、深さがあって、
“焙煎したて、挽きたて、いれたて” のこだわりが、すごーく伝わってきます。
思わず「うわ~、おいしい」とふ~っと気持ちがほぐれました。
店内に漂うコーヒーのアロマが、カップに口を近づけるとふわ~っとこみ上げてきて。
名品のコーヒーカップでいただく贅沢。
そして、楽しみだったのが、ウィーン菓子
日本にはフランス菓子のお店はたくさんあるけれど、
ウィーン菓子をきちんと正統派の味で作っているお店は数少ないですよね。
絶対食べようと思っていたのが、
「ザッハートルテ」です。
今回一緒に行ってくれたTamaちゃんに、
以前、江崎先生がお店出したよと伝えたら、
早速サンケイ新聞の彼女の記事(月1回おいしいお店を掲載)で取材に行って、
そのときの話で、本格的なザッハートルテの作り方ってこうなんだよ~と教えてもらっていたんです。
そのおいしさだけでなく、こう作られているということを知って、ぜひ食べてみたくって。
* *
(Tamaちゃんの記事より:サンケイ新聞2008.2.1夕刊↓)
作り方としては、
生地を焼いて、自家製のアプリコットジャムを塗って、チョコレートのグラズールをかけるというもの。
グラズールとは、
砂糖と水を混ぜて加熱したシロップに、刻んだチョコレートを加えて溶かして煮詰め、冷ましてどろ~っとさせたものです。
つやを出しながら程よく冷ますことで、細かい砂糖の結晶のシャリッとした舌触りに、チョコレートの風味が溶け込んだザッハートルテらしい味わいが生まれるそうです。
さらに冷やして寝かすと、表面のつやが消えてマットな感じに。
* *
グラズールをかけたばっかりのときはつやがあって、
冷やして時間がたつとマットに仕上がり、そのシャリ感がいいなんて、知らなかった~~
確かに、ケーキにナイフを入れると、チョコレートにシャリ感が!
そうか、そういうことか~☆
チョコレートがかかっているけれども、チョコレートの甘さというのはそんなになくって、アプリコットジャムとの酸味のバランスがよくって、本物に出会えたうれしさがありました。
このとき、Tamaちゃんが注文したお菓子は
シュトゥルーデル生地にスフレが入っているというお菓子です。
卵のやさしい味わい。
ウィーン菓子は、フランス菓子のような洗練感はないのですが、
どこかほっとする素朴な味と、
伝統に裏打ちされたおいしさがありますね。
また、ゆっくりコーヒーを飲みに訪れたいお店です。
* *
「カフェ・ヴィーナーローゼ」
大阪市中央区玉造2丁目25-18
06-6167-9488
水曜休
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