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三たてそば「春知」~奈良 生駒

天気のよい休日、奈良 生駒の蕎麦(そば)屋「春知」へ行きました。

9年ほど前に、大阪の谷町6丁目にできたときに、目ざとくTamaちゃんが見つけて、一緒に食べにいったのがなつかしいです。

その後、堂島、そして生駒に店を移し、
ご主人は自分が一番やりたかった形でお店をはじめたと知り、
ずっと行ってみたいと思っていました。

生駒にお店を移すにあたって、和食の料理人さんも入って、
そばのみならず、お料理も充実したと聞いたので、

今回は、ランチの蕎麦会席を目当てに行きました。

場所は、生駒の暗がり峠の手前。
以前、このブログに掲載した、ラッキーガーデンやYamaoka Pizzaと、道は少し違いますが、同じようなすっごい傾斜&細い山道を、クルマで登っていきます。

高台だから、天気がいいと気持ちいいですよ。

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お店の黒い外壁には、個性的なイラストが描かれています。

→これは、そばを打って、のばして、ゆでている絵です。

三たて蕎麦とは、
  ・ひきたて
  ・打ちたて
  ・ゆがきたて

ということ。蕎麦は三たてがおいしいといわれています。

それを、よくあらわした、イラストですよね~。

この建物は、90年前の民家を改装したそうです。

店内に入ると、古きよき部分を生かしながら、
個性的な空間に仕上げていらっしゃいました。

天井を見上げると↓

Img_7896  

もとはかやぶき屋根だったので、天井が高く、かやぶき屋根の形を残しています。

●食前酒の蕎麦ワイン&蕎麦のパパド

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蕎麦のワインなんて、初めて!
グラスに口を近づけると、蕎麦の香りがすごくする!

お酒がダメな人には、蕎麦柚子茶が出されましたが、それもおいしかったです。

蕎麦のパパドは、ほんのり甘い蕎麦生地をのばして、油で揚げたもの。
インドの食べ物にヒントを得たそうで、
ポリポリ、スナック感覚です。

●前菜盛り合わせ

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・よこわ、ひらめ、かんぱちの三種の刺身のサラダ仕立て
    蕎麦粉ドレッシングを添えて
・ 蕎麦豆腐
・ 里芋の蕎麦味噌田楽
    田楽味噌に煎り蕎麦の実を入れて
・きのこと食用菊、蕎麦の実の和え物
・そばチップス クリーム添え

とにかく蕎麦づくしなんです。

ドレッシングや田楽味噌にまで蕎麦!
その工夫に脱帽です。

そして、蕎麦も、粉の形で使うことで風味を出したり、
煎って使ってこうばしさを引き出したり、
蕎麦をさまざまな調理で味わう楽しさがありました。

●そばがきの治部煮
   松茸と鱧

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この蕎麦がきはおいしい!

蕎麦がきは、蕎麦粉に湯を入れて、加熱しながらとにかくよく練って作る、力仕事によって作られるんです。

蕎麦がきって、お店によって、そのかたさが違うけど、
ここのお店のものは、すごくやわらかくって、
ふわ~っとしています。

蕎麦がきは、蕎麦粉の香りを味わうには、すごくいいですね。

しかも、新蕎麦の時期を待ってきたかいがありました。

新蕎麦は9月からだったから!

しかも、旬の松茸と、名残りの鱧の組み合わせ。

鱧は時期的にもうかたくなっていたけど、
コースの値段から考えたら、十分です。

治部煮といえば、一般的には合鴨ですが、
蕎麦がきを、吸物よりも濃い味の治部煮の煮汁でいただくというのは、
とってもいいアイデアです。

●十割蕎麦

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温蕎麦かざる蕎麦を選べるのですが、
迷わず「ざる」で。

冷たいほうが、歯ごたえが感じられるから。

1本1本包丁で切っているから、
麺の太さがたまに違うところが、
手作り感が感じられて
すごくうれしい。

そばを口に含んで、びっくり。

店員さんを呼び止めて、「これって、十割ですよね?」と聞き返したほど。

だって、私の知る十割蕎麦のイメージは、
もっとつながりが少なくて、ぶちぶち切れるやわらかいものだったんです。

蕎麦粉って、小麦粉のようにつながりが少ないから、
十割で作ると、蕎麦の香りはするけれど、こしはそれほどないのが一般的。

でも、すごいこしなんです。
そばで、こんなにこしがあるなんて、しかも十割!

十割にしては、蕎麦粉の香りがやわらかだったので、
それで、二八蕎麦(小麦粉2:蕎麦粉8)だと思ってしまったんですよね。

新蕎麦は粘りがあるから、さらによかったのかな。

とにかく、十割蕎麦のイメージが変わりました!

●蕎麦湯

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余った蕎麦のつけだしに、蕎麦湯(蕎麦のゆで汁)を加えて飲みます。

蕎麦湯って、蕎麦の香りを味わえるだけでなく、蕎麦の栄養もゆで汁に移行してるから、からだにいいんです。

●紫芋のようかん

Img_7917  ほのかに紫芋です。

以上で1600円の会席。

こんなに出ていいの!?って、正直思いました。

雰囲気のある建物で、掘りごたつ。
板の間のすれ具合、家の造りが、なんとなく昔風で、なごみます。

一緒に行った両親も、とても喜んでいました。

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  *           *

三たて蕎麦「春知(しゅんち)」

  奈良県生駒市大門町555
  0743-76-7674

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コメント

いつもお金の話にとびついてごめんなさい。
でも、でも、安い!!
それだけの内容でその値段!!
すごいですね。

おそば、大好きです。
こどものころから、外食といえば、ざるそば希望でした。(安上がりな子供です)
信州の名前忘れたけど、どこかで十割そば食べた記憶があります。
まだ若かった私は、量の少なさに悲しくなったのでした(笑)


ところで、まきすけちゃんちは外食上手ですね。
うち、チビが生まれてから、家族で外食したことないです…。

投稿: ぱんだ | 2007年10月10日 (水) 16時21分

生駒の山奥にこんなステキなお店があるんですね!
行ってみた~ぃヽ(^◇^*)/
ホームページを見ると夜も営業しているみたいなので、
時間を見つけて行ってみまぁ~す(●^o^●)

投稿: 楓 | 2007年10月10日 (水) 20時51分

ぱんださんへ
 そば好きのおこちゃまだったなんて、シブイな~♪この1600円のコースはおすすめです。ひとつ高いコースよりもいいと思いますよ。雰囲気も手伝って、たぶん満足されると思います。お蕎麦は十割にしては、粉の風味がガンガンたっていなくて、あっさりしています。コシはうどんに例えるなら、さぬきうどんっていう感じで、これがそば!?って驚くと思います。奈良の玄というお店の十割そばは、その逆で、香りが立ってるけど、やわらかくて切れやすい。十割そばといっても、店によってここまで違うと、深いな~と思いました。
 子供がいても、外食を楽しんでやっています。ブログには事細かに書いていませんが、月齢を経ることに、行けるお店も変わってきています。ベビーカーで静かに寝てることが多かったときは、レストランのランチも行けましたが、ハイハイしだしてからはベビーカーで長時間じっとできなくてぐずりたくなるみたいなので、今回のお店のような座敷のほうがいい子にしてくれます。または、カジュアルなお店。でも、子供が騒いで、お店の雰囲気を壊したら、他のお客様に申し訳ないので、すごく気を遣います。どこにでも行こうとするので、基本、着席時は抱っこ。お料理が来たら、ちょっといい子にしていてねといって、いっそいで食べるという感じなので、ゆっくり味わえないことも。または、熱々をすぐに食べられなかったり。基本、食べるのが趣味で、貪欲なまでに好きなんでしょうねえ・・・(笑)だから、外食がとても気分転換になる人なので、ぐずられたりしたときは、今日は大変だったなとは思うけど、それでも行ってよかった~とリフレッシュできる性格なんですね、きっと(^^)なはは

楓さんへ
 道がとにかく細い&きついので、クルマの運転に気をつけてくださいね。ナビで、石仏寺に設定していくといいと思いますヨ。私の技術ではとても運転できないので、連れて行ってもらってます。

投稿: まきすけ | 2007年10月11日 (木) 05時21分

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